体内に広がる土地のこと
体内には広大な土地が広がっている。
特に何にもない土地だけれども、たまに建物や杭や椅子や水たまりがあったりする。
いつも曇天。地面には草もそんなに生えておらず、泥だったり乾いていたりする。
疲れもしないからいつまでも歩く。
雲はよく現れる。ちょっと目を離した隙にちがうかたちになっていて、それは体外の雲の景色となんら変わらない。ひとりでもあたたかい。
2017.03.04
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