Coyote No.65

Coyote No.65 「特集 MOUNTAIN STORIES 一瞬の山 永遠の山」(SWITCH PUBLISHING)の巻末、「最初の一歩」第65回に寄稿された伊藤比呂美さんの散文に合わせて「存在」(2018)を掲載いただきました。

HERS 7月号

2018年7月号のHERS「特集 服よりアート?」(光文社)にて「COLUMN/アーティストに会ってきた」に掲載いただきました。
撮影 キッチンミノルさん 取材・文 和田紀子さん 構成 松本朋子さん

「陽炎」



はじめて子供2人だけで北海道行き飛行機に乗った10歳の夏3週間。
空港からさらに車で5時間走ってようやく辿り着く同級生のおばあちゃんの家はただただ静かなところ。

ストーブ焚いて朝の菜っ葉入り味噌汁のち、少女漫画の模写。
デッカイ目の中のキラキラのあんばいでみるみる変わる表情の研究にいそしみ、無言。
昼に俵型塩おむすび。

午後は銭湯の番台仕事へ出かける。
アイスクリームがバイト代で、毎日食べるからたまにアタリ棒。

バイクスーツを脱いだ筋骨隆々なひとたち相手の小銭仕事は痺れたし、外のバイクにも痺れた。

息抜きは、アイス舐めながらひとり外をふらつきすごく長い坂道を見上げる。
ほんとうに誰もいない。

陽炎。空にとどくくらいもやもや。

これの繰り返し。

「陽炎」(2017)

2018.6.1

waft / vacant
























「waft / vacant」
2018. 04.18 wed - 05.12 sat
Opening reception 04.18 wed 18:00 ~
Open / tue - sat 11:00 - 19:00  Closed / sun & mon

LOKO GALLERY
東京都渋谷区鶯谷町12-6
代官山駅正面口より徒歩6分
渋谷駅より徒歩10分
http://lokogallery.com/waft-vacant/


目に見える存在と目に見えない存在のあいだにある揺らぎが、景色を広げる。

そこでは雲が境を溶かし、境だと思い込んでいたところにこそ雲が浮かぶ。
気配に価値をおくことのできる日々が絵画の中にある。


そう思い、描いている。


画家・平松麻による個展「waft / vacant」を開催いたします。

絵画制作を中心に活動しながら、近年ではさまざまな書籍などへの挿画でも注目を集めている彼女の作品は、静謐な異界の息吹を感じさせるモティーフと、油絵具の積層・掘削・研磨の繰り返しが生み出す重厚なマティエールで、鑑賞者をその絵画世界へ誘います。

平松は一貫して、自らの体内にある広大で荒涼とした土地の姿を絵画に落とし込んできました。現実の世界を凝視していると、その世界の存在が揺らぎ、別の土地の姿が立ち現れる瞬間が訪れる。その重要な瞬間に現れるもののことを彼女は「気配」と呼びます。彼女がたびたび画中で取り上げてきた「雲」という非固形の存在などは、その揺らぎの気配を象徴するものだといえるでしょう。

これまでの平松は現実世界と自らの内側に広がる世界とを別の領域として捉えてきましたが、近年ではその2つの境目が溶け合うようになってきたとも語っていま す。そしてそういった相反するさまざまな要素を制作の中で等しく扱うことは、 彼女が抱く大きなテーマの1つでもあります。平松にとって絵具を塗り重ねていくという行為は、異なる世界の間隙に点 在する「気配」を結わき、画面上に定着させるためのものなのかもしれません。

心象風景への沈潜、そして絵具との格闘によって自己の絵画を探求する平松麻の、最新の作品群をお楽しみください。

[雲 IV]パネルに油彩 80.3 x 80.3 2018

月のはなれ



大正6年創業、銀座の街とともに歩まれてきた月光荘画材店が運営するサロン「月のはなれ」で絵画1点きりを出品展示します。銀座のさんぽにぜひおたちよりください。

「存在」
2018.04.02 mon - 04.14 sat
mon - fri 14:00 - 23:45
sat 14:00 - 23:30
sun & holiday private only

月のはなれ
東京都中央区銀座8-8-18月光荘ビル5F
http://tsuki-hanare.com/event/%e5%b9%b3%e6%9d%be-%e9%ba%bb/


仕事場に着いたらなんとなくまずは水を張る。
金属の器に。
水を捨てて、帰る。

2018.02.03

「きっとあの人は眠っているんだよ」



穂村弘さんのご著書「きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記」のカヴァー画を描かせていただきました。
2017/11/28発売

河出書房新社 http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309026275/
装幀/折田烈(餅屋デザイン)http://mochiya.nu/

景の気配 II 平松麻 絵画展




木工作家の井藤昌志さんが展開する長野県松本市の「faber LABORATORIO」で絵画展をさせていただきます。井藤さんに文章を寄せていただきとても光栄です。
どうぞよろしくお願いいたします。

「景の気配 II  平松麻 絵画展」

2017.11.17 fri - 11.27 mon 
在廊日 17 fri / 18 sat / 25 sat / 26 sun
11:00 - 18:00

faber LABORATORIO
長野県松本市大手1-3-28 神山ビル2F
0263-88-7706

Françoise ちゃん



今夏旅したIle de Reで棒を手に入れました。
棒が500円って高いよと気づきつつ、なんでただの棒をわたしは買うんだろうと思いつつ、異国で何か買わないと気がすまない気持ちに負けたんだろうかと迷いつつ…
結局今や道具として制作に欠かせないFrançoiseちゃんの棒。

2017.10.09

AB counter gallery
















ATSUKO BAROUH arts drinks talkが新しく始動させる「AB counter gallery」にて小立体作品を展示します。
ギャラリー内にあるバーカウンターの上でのミニ展覧会です。ART FAIR ASIA FUKUOKA 2017でも展示した作品に加え、他の作品も展示しています。メインの企画展示『飛びたいんです TAGAMI展』をご覧いただき、ぜひバーカウンターでも立体作品展示を楽しんでいただけたらと思います。
会期もゆったりあるので、作品をちょこちょこ追加する予定です。
よろしくお願いいたします。

ATSUKO BAROUH arts drinks talk
09.16 sat - 10.01 sun
Wed - Sat 14:00 - 20:00
Sun & Mon 11:00 - 18:00
Close on Tue
東京都渋谷区松濤1-29-1クロスロードビル5F
500 yen (1 drink付)